著者:アントニオ・ネリ.
吹きガラスの普及に伴い、1世紀末には不透明なガラスより透明なものが好まれるようになり、ガラスの持つ透過性が美しさにおいても実用性においても認められるようになりました。同時にイタリア半島全域に多くのガラス工房が作られました。 日本ガラス工芸学会編 黒川 高明監訳 上松 敏明監訳 坂田 浩伸訳 池田 まゆみ訳 販売元:春風社. isbn-13: 978-4861101311 . イタリアで始まったバロック様式は、17世紀後半になると中心が周辺国に移ります。豪華絢爛なフランスのバロックと、落ち着いたイギリスのバロック。対照的な2つの国にスポットを当て、後期バロック様式について解説します。 グラスアート美術館では、古代2000年のローマンガラスやアールヌーヴォー、アールデコなどを展示しており、世界の工芸ガラスの歴史や工芸ガラスの作り方が学べます。中学生以下は無料です。
17世紀初頭のガラス製造術.
ボヘミアにおけるガラス工芸の歴史は、13世紀に遡る 。12世紀のボヘミアでは教会で使用されるステンドグラスが作られていたが、世俗社会との関係は低く、一般向けのガラス容器が作られるのは13世紀に入ってからである 。
ガラス職人の一族バロヴィエール家は、15世紀に世界初の透明ガラスを発明したアンジェロから、19世紀に糸のように細い脚で自立するガラスの制作に成功したジュゼッペに至るまで、常にガラスの可能性に挑戦しヴェネチアン・グラスの発展に深く関わってきました。 18世紀に入ると、フランスで板ガラスの鋳造法が開発され、また同時期に吹きガラス法を利用して大型の円筒を作り、それを切り開いて板ガラスを製造する方法が開発され、この2つの方法は20世紀初頭にいたるまで板ガラス製造の基本技術であり続けた 。 13世紀 ガラス装飾のはじまり: イスラムグラスの技法を受け継ぎ、イタリアのベネチアンガラスが発展を遂げます。 色ガラス、エナメル彩色、レースグラスなど美しい装飾と高度なガラス工芸技術がベネチアのムラノ島で花開きました。 17世紀